幅の広いガソリンタンクは容量の確保もさることながらエンジンのメカノイズをライダーに伝えない役目も果たす。ハンドル左側のクラッチは現代のバイクと同じ場所にあり、バーエンドから生えているレバーはエンジン始動時また停止時に使用するデコンプ用、このほか暖機運転または低温時に使うエアレバー、点火時期を操作する進角レバーが付いている。右側のバーエンドレバーは前ブレーキ、オリジナルの状態では、左側グリップで点火時期を調整する。 ボア、ストークは85.5x85.5mm排気量は990cc圧縮比は6.5:1ミッションは4段、プッシュロッドケースは2分割で下側を引き上げてタペットクリアランスの調整を行う、フレームぎりぎりに積まれたエンジンながら、分割したプッシュロッドケースをひねりながら外すことによりエンジンを降ろすことなくスモールエンドまでのメンテナンスが可能です。
エンジンの始動はティクラーを押しキャブレターをオーバーフローさせ、手動進角レバーを少し進めキック始動する、キックの重さは同排気量のビンセントより軽くデコンプを引く必要はない。
排気音はトライアンフの弾ける音を重厚にしたサウンドです。 S.S.100. Sound
走り出しセカンドギアで引っ張ると70mph弱サードで90mphを超えトップでは100mphからさらにスピードを上げようとします。しかしこのバイクには、2つ問題があります、サイドカーユースであったためにスピードメーターの目盛りが100mphまでしかありません、それとレストアの際にフロントのリムが見つからず古いやや歪んだリムを組んだため90mphを超えると振動がでてフルスロットルをためらわせます、これらを直しうまく調整が決まればピンセント ラピードとほぼ同じメーター読みで115mphの手応えがあります。
2000年、春からの修理で、前後のリム、スポークの交換、他車流用のカムリングで点火時期の狂っていたマグネットをフルトラに変更した、これらの修理で90mph以上のスピードを快適に楽しめるようになり、SS100での100mphが、巡航速度であることがあらためて確認できました。